第20回目は、バーチャルリアリティについて、ご紹介いたします。
バーチャルリアリティ(VR)という技術をご存じでしょうか。
かたい言葉で表現しますと、「実際の形はしていないか形は異なるかも知れないが、機能としての本質は同じであるような環境を、ユーザーの五感を含む感覚を刺激することにより理工学的に作り出す技術およびその体系」になります。
2016 年は VR 元年といわれており、大手企業のみならず、当技術を使ったサービスを展開するベンチャー企業も数多く登場してきています。
技術の進歩という意味ではこれからからというところもあるかもしれませんが、ビジネスにおける活用シーンはかなり広がりがあると考えています。
例えば、不動産業界では、既に VR が積極的に活用・導入され始めています。
賃貸含め家を探されたことがある方は、家を見に行くのが大変だと思ったことはありますよね?
勿論最終的には実物を見ないと判断できないというところもあるかもしれませんが、数多くの家を見に行くのは現実的ではありません。
一方で、間取りや写真だけ見ても実感がわかないというところもあると思います。
このギャップに対してのソリューションを提供できるのが VR の技術です。
事前に撮影された空間情報を基に、ユーザーに対してあたかもリアルの世界にいるかのような体験(本例でいえば、実際に家を見に行ったような体験)を提供することができます。
今後は、決済機能も具備して、バーチャルショッピングモールに適用される等の可能性も考えられます。
これにより、海外の方々が日本に来なくても、バーチャルリアリティの中で決済をするような世界がもうすぐ到来するのではないでしょうか。
当社も現在までにバーチャルリアリティを活用した新規ビジネス企画提案等も行ってきています。